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健康の代償 ①

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健康の代償 ①

 今回は「病気」について、です。皆さん。病気についてはいろいろと意見をお持ちでしょう。ですから、僕の意見に賛同する必要は少しもないわけです。いずれは皆さんの考えもご紹介するチャンスがあるでしょう。ご意見のある方は奮ってご参加下さい。

 さて、僕は病気音痴とでもいいますか、まるで病気とは縁のない生活を送ってきました。18歳の時に盲腸で1週間入院しましたが、これはアメリカへ留学するために必要だと言われて無理に切ったものです。40代中盤自律神経失調症になりましたが、これは5年かかりましたが、自力で克服しました。そして65歳糖尿病を疑われて入院したものの、僕はすこぶる元気で、病院では個室をあてがわれたため毎日夜中まで仕事をしていました。

これは考えてみれば、極めて幸運なことで、僕はいったい誰に感謝すればいいのか、と考えたことがあります。両親なのか、あるいは自分の力なのか、それとも神様なのか? 僕は結局のところ、それらすべてに感謝することにしたのです。

 僕の兄貴と弟も大病をしています。2人とも現在はペースメーカーの使用者です。ところが僕は外科医にかかったことがないのです。そういえば、僕の女房をはじめ、息子二人も大病をしています。いったいどうしてなのでしょうか? 個人差があるとはいえ、僕は少しそら恐ろしい気がしているのです!

 つまり、人間の禍事というのは、一生を通じてみれば、だいたい同じになるという考え方からすると、僕は明らかに病気とは縁がないようなのです。したがって、自宅には体温計も血圧計もありません。弟が医師なので、女房が時々、胃薬と風邪薬をもらっているらしいです。

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山本光伸プロフィール

 札幌で出版社・柏艪舎と文芸翻訳家養成校・インターカレッジ札幌を経営しています。
 80歳で小説家デビューを機にブログをはじめました。
 ロバート・ラドラム『暗殺者』、アルフレッド・ランシング『エンデュアランス号漂流』(新潮社)、ボブ・グリーン『デューティ』(光文社)他、訳書は200冊以上。

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